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乗 鞍 岳(2回目)
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年に一度、自宅の飲み水を富山に汲みに行く行事ついでに乗鞍岳へ行ってきました。
降っていた雨も止み、前日午後には天気も急速に回復。新穂高ロープウェイに乗って山頂展望台から見た景色は本当に素晴らしかったです。




笠と抜戸


双六方面


槍〜南岳


西穂


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運よく「ホテルひらゆの森」の予約が出来て宿泊。素泊まりのため系列店の「あんき屋」で夕食。なかなか美味かった。
もちろん「ひらゆの森」の温泉も源泉100%掛け流し温泉。平湯温泉の特徴でもある上品な鉄臭が漂うお湯は運転の疲れを癒やしてくれる。
体感温度も41℃くらいでGOODだった。





そして翌朝はほおのき平からバスで畳平へ。6:40発の始発。
45分くらいで畳平に到着。
道中、乗鞍スカイラインから見た景色がこれまた素晴らしく圧巻だった。



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<行程時間>
畳平バスターミナル 7:44→肩の小屋 8:14→頂上小屋 8:54→乗鞍岳(剣ヶ峰)山頂 9:00〜41→肩の小屋 10:15→畳平バスターミナル 10:41


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この時期、手前のトイレは閉まっており、バスターミナル端の汲み取り式トイレのみ使用可だった。


7:44 畳平バスターミナル出発。
まだ雪渓がたくさん残っていてお花畑から登るコースは通行止。往復とも長野県境近くを通る迂回路を進む。
しかし、この日はピーカン。周囲の大体の山の眺望が可能。

畳平バスターミナル


お花畑からの道は雪渓で閉ざされたまま


7:14 畳平バスターミナル出発


7:53 畳平バスターミナル方面を眺める


高山市方面の街と白山


槍が見えた


7:56


8:06 剣ヶ峰が見える(先の尖ったピーク)




8:10 肩の小屋が目の前



8:14 肩の小屋通過。
営業はまだの様子。また屋外の公共トイレも閉まっていた。

ここからが本当の登山。
と言っても道は整備されている。

最初はザレ。登るに従って岩ゴロゴロ道。

雪渓は大きいのは二つ。
蚕玉岳直下のものは小さいが、一番最初の雪渓はなかなか大きい。
先のゴールが見えないほど。なので登りと下りの人が真ん中付近で鉢合わせなんてこともあり得る。
こんな時は「登り優先」など固いことは言わず、安全にエスケープ出来る方が譲ればいい。雪渓自体はステップが切ってあり、シャーベット状なのでキックすれば足は刺さる。可能ならばせめてストックがあると安全度が増すのであるが。

同行者は一応、簡易スパイクを装着した。自分は登りは何もなし。下りはストックのみ。
この雪渓を終えると少しの間だけ岩ゴロゴロの歩き辛い道を登る。

8:30 一番目の大きな雪渓 向こうが見えない


一番目の雪渓を振り返って見る 奥には絶景


そして二番目の雪渓を越えると尾根に。あとは蚕玉岳を越えれば山頂への最後の登り。

8:44 二つ目の小さめな雪渓


8:49 蚕玉岳山頂手前から本宮(山頂)を望む

登りは頂上小屋経由で進んだが、雪渓を登るハメになった。傾斜は緩く、雪は柔らかいが面倒。
しかし、その雪渓を登れば山頂は目の前。




9:00 乗鞍岳(剣ヶ峰)山頂到着。
やはり眺望は素晴らしい。笠ヶ岳〜槍穂。八ヶ岳か、南アルプス、中央アルプス。そして堂々とした御嶽山とたくさんの雪渓を纏った白山。
凄すぎる。
ちなみに乗鞍本宮はシャッターが閉まったままだった。



山頂から見た笠〜槍穂


山頂から見た白山




白山をアップ


山頂から見た御嶽山


山頂から見た中央アルプス(多分)

しばらく山頂て眺望を堪能した後は少し下った頂上小屋で朝飯タイム。周囲に人はおらず、まさに貸切り状態。
こんな景色を独占出来るなんて贅沢の極み。
宿泊先のホテルひらゆの森で沸かしたお湯で溶いたコーヒーと昨日、富山で買っておいたピーナツパンとピロシキで腹ごしらえ。






9:41 頂上小屋出発。
下山は景色を見ながら進むので眺望があるコースを下るのは好き。

9:45


9:47

やっぱり、あの長い雪渓はやや苦労。キックして進むも何度か足を取られそうにはなった。
また山自慢おばさん。同行者が長い雪渓を下りているのがわかっていながら「登り優先だから退け」と言って、同行者が渡り切るのを待たずに上がってきた。雪渓は「ひとりが通ることの出来る」ステップが切られているだけ。譲ろうにも譲ることが出来ないんだよね。その一連の行動を観察すると、単なる「嫌がらせ」と思われる。

登り優先とはあくまでも基本ルールであって、時と場合によってはどちらが優先だとかは関係なく譲り合うのが山のルールだと思うのですが。尺度は「安全な方が安全でない方を譲る」かな?()

9:53


9:58


10:07

下山はあっという間。

さっき渡った雪渓をアップ














10:41  畳平到着。
トイレを済ませたらバス出発時間もあと10分。

1050分発のバスでほおのき平へと戻った。
バスの車窓からも笠や槍穂。そして白山を眺めることが出来た。

そして約45分でほおのき平に到着した。
そして無料入浴券を利用してひらゆの森でさっぱり。

結局、小仏トンネル手前から約20qの大渋滞。八王子から先も渋滞らしく圏央道経由で川越インターチェンジを下り、帰宅。
八王子からは何のストレスもなく帰ることが出来た。



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以前、風雨の中で登った笠ヶ岳登頂の翌日に「快晴の絶景を見たい」と思い、登った乗鞍岳。その時は結局、ガス・ガス・ガスで何と下山した直後に晴れてきたのでした。
そして「今度こそは」との思いで、今回再トライ。

超快晴の中、素晴らしい絶景に出会えました。

ここは「楽して絶景登山」という言葉がよく似合うような気がしています。

天気を見ながら、また気軽に訪れたいと思います。

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18.6.17

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