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石 鎚 山(2回目)
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昨年のGWも四国山の旅を計画いたしましたが、同行者が直前にアクシデント。転倒による顔面陥没で手術。
退院すれば山には行けるかもと思ってはいました、術後2週間ではさすがにドクターストップ。

仕方なく、観光のみで我慢したのでし
た。

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そして今年。5/2夜に松山入り。翌日の3日は事前の天気予報が良くなくて観光(実際は天気回復が早かったので山には行けたかも)。
今治の重松飯店&楽泉堂で食して新居浜のスーパーホテルに。このホテルに連泊をして石鎚&笹ヶ峰登山を楽しもうかと考えました。





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<行程時間>
山頂成就駅 7:45→成就社 8:02〜05(参拝)→前社ヶ森売店 8:57→夜明峠 9:14→一ノ鎖 9:28→二ノ鎖 9:39〜45→三ノ鎖 10:01→弥山山頂 10:09→天狗岳山頂 10:29〜36→弥山山頂 10:56〜11:21→二ノ鎖 11:36→前社ヶ森売店 12:07→成就社 12:50〜57(参拝)→山頂成就駅 13:15


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午前7時前。石鎚登山ロープウェイ駅に到着。
無料の駐車場らしきものはなく京屋旅館奥にある有料駐車場に。1日/700円。


ここで昨日買っておいた朝飯を食べ、京屋旅館横のトイレを借りてロープウェイ駅に向かう。階段&なかなかの傾斜を2分くらい登ると山麓下谷駅に着く。
すると切符売り場には行列。さすがはゴールデンウイーク。結局、7時20分くらいには発売を開始し、運転開始時間より少し前の7時半くらいには始発を出してくれた。


山麓成就駅には約8分で到着。標高差約800mを運んでくれるのは大変ありがたい。

成就駅から歩き始めると天気予報に反して雲行きが怪しい。しかもかなり寒い。すると案の定、雹が落ちてきた。数分間だったがビックリした。

実はこの時点で今回は鎖場をパスしようと決めたのだった。
やっぱり鳥海山滑落事故があってから危険箇所を「回避できるのならば回避する」と心に決めたから。

空には重たそう空が・・・・



(7:49)


8:02 成就社到着。
こんな山奥にこの規模の神社があるとはビックリ。
早速、安全祈願をするが石鎚山山頂はガスの中。

 

8:05 成就社出発。
ここの神門を潜ると登山道に入る。

(8:05)

 
いきなりの下り。鞍部まで行くとあとは弥山までずっと登り。 樹林帯の中、整備された道を歩く。危険箇所はない。
また階段がやたらと多い。個人的に階段は好きではない。自分の歩幅(ペース)が乱されるような感覚があって。

(8:16)


(8:22)


(8:37)
 

8:53 試しの鎖通過。
ここは回避。さっき雹が降ったばかりなのにみなさんスゴイ。怖くないのかな。万が一でも滑ったら命はないのに。



8:57 前社ヶ森売店通過。
ここからは試しの鎖を超えて下りてくる場面を下から見ることが出来る。

下りてくる人が見える


前社ヶ森売店

このあたりから先。昨日、降ったであろう雪が登山道にちらほら。5月に四国雪なんて。信じられないよ。



振り返ると成就社が見える


夜明峠手前から見た一の鎖と弥山・天狗岳方面。 霧氷が美しい。

 

9:14 夜明峠通過。
このあたりからは時折、切れてきたガスの隙間から弥山や天狗岳山頂を見ることが出来る。そしてそして何と霧氷が!美しすぎて圧巻の一言。





雲から姿を現した天狗岳と弥山


天狗岳が見えてきた

9:28 一の鎖到着。
傾斜も緩いし短いので試すことにした。しかも空いているし。やっばり二の鎖よりは全然楽チン。

一の鎖を下から見る


一の鎖中腹から下を見る


9:39 二の鎖到着。
ここには以前はなかったバイオトイレがある。100円で使用可能。今までは弥山の頂上小屋まで我慢するしかなかった。ありがたい存在。

二の鎖のあるバイオトイレ&休憩所に到着


バイオトイレ&休憩所

前回は二の鎖をのぼったことがあるので今回は回避。階段の迂回路を利用。手摺が冷たい。しかし、このあたりの霧氷は見事!素晴らしい。美しい。

この上が二の鎖。迂回はここを右へと進む


ガチガチに凍った雪渓発見


迂回の階段。触ると超〜冷たい


天狗岳



10:01 三の鎖到着。
当初はトライしようかと考えていたが、雪が積もっている可能性もあり、また渋滞する前に天狗岳山頂に到着したくて、これまた回避。

三の鎖


三の鎖

階段の迂回路を進む。
するどすれ違ったおばさまから「おのぼりさん」とお声掛けいただいたので「おくだりさん」と返答した。 石鎚らしくていい気分。


10:09 最後に石段を登り負えると弥山山頂に到着する。

弥山山頂から見た天狗岳

まだ人はそれほど多くない。
このチャンスを逃す理由はなく、一息ついて霧氷で白化粧をした天狗岳へ向けてすぐにスタート。

この天狗岳への道で一番怖がるであろう場所は最初の鎖場。山慣れしている方なら何てことはないが、下を見るので高度感がある。鎖をしっかり握って、あとは三点支持。特に足の置き場を確実に。
この鎖を終えると尾根伝いを進むことになるので安全。

天狗岳山頂に向かって


天狗岳山頂に向かって


天狗岳山頂に向かって


天狗岳山頂に向かって


天狗岳山頂に向かって


途中、振り返って弥山を見る


霧氷が美しい


尾根伝いの次は笹と岩の間にある狭い土の道を歩く。

すると最後の難関、岩をトラバース。一見、怖そうに感じるが、仮に落ちてもよっぽどのことがなければ命を落とすところまではいかないと思うし岩も意外にグリップが利く。



このトラバースが終われば、最後に岩を直登。


10:29 天狗岳山頂到着。
言うまでもなく西日本最高峰。1,982m

山頂に着いた途端、ちょうどガスが切れてきて360度の大パノラマを拝むことが出来る
た(しかし、それは一瞬で面河山・堂ヶ森方面はガスで隠れてしまった)。
そういえば山頂標識が消えていた。どこかに行ってしまったのか?

天狗岳山頂(奥に見えるのは南尖峰)


天狗岳山頂から見た瓶ヶ森方面


天狗岳山頂から見た南尖峰と岩黒山方面


天狗岳山頂から見た弥山


3人組のお兄ちゃんと写真の撮りっこをしたり、動画を撮ったり、しばらくは絶景を堪能した。

10:36 まずは弥山に向けて出発。
案の定、人が多くなる。


最後の鎖を登れば弥山山頂なのだが下る人の列が途切れない。かなり待ったが登りを待つ我々や他の登山者が進める様子は全くなし。
なので容赦なく下ってくる人たちに「我々はずっと待っているのである程度のところで行かせてください」と言った。
すると山慣れしてるっぽい人が上で待っいてくれて我々や他の登山者も弥山山頂に戻ることが出来た。











弥山山頂に向けての最後の登り(渋滞が途切れない〜)

弥山山頂に着くとさっきとは様子が全く違う。休憩スペースもないくらいの人。
まずは神社に御参り。そしてサーモスに入れてきたお湯で作ったコーヒーとパンで栄養補給。手が悴むほどの寒さにはありがたい。

弥山山頂の様子


もちろんお参りも


弥山山頂から見た天狗岳山頂


ようやく顔を出した西ノ冠岳?

しばらくは弥山山頂からの景色を眺めていたが、寒さには勝てず。

11:21 下山開始。
下山は若干、回復した天気のおかげで眼下の眺望が良くなったため、ゆっくり楽しみながら進む。

弥山山頂出発 すごい人の数



11:23 階段を下る 霧氷も解けてしまった


11:36 二の鎖のあるバイオトイレ&休憩所通過


11:38 二の鎖直下 土小屋への道との分岐点


11:40 下山中


11:44 弥山山頂、天狗岳山頂を振り返って見る


12:50 成就社神門到着


12:50 成就社到着。
もちろん無事に下山出来たことにお礼をした。
また、朝には見ることが出来なかった石鎚の山頂付近をはっきりと目視することが出来た。
やっぱり威風堂々とした山だ!無意識に拝みたくなる()






そしてロープウェイ山頂成就駅まで戻り、下谷駅へと下った。

このまま街に戻るのももったいないので、以前から入ってみたかった京屋旅館の白濁湯に浸かったのだった。500円也。
意外と混んでいて写真撮影は不可能。
カルシウムが豊富な白濁湯。反射的に硫黄の香りがするのだろうとお湯を鼻に近づけても、硫黄臭はしない。源泉温度が低いようで加温してるらしい。

ツルスベ感のあるいいお湯であった。ただ、新しいお湯を投入してる様子はなく、実際はなまり湯なのかもしれない。

カランやシャワー、そしてシャンプーもあった。



この後は宿泊先である新居浜のスーパーホテルに戻り、近くの「はま寿司」で夕食。そしてマックスバリューで明日の食料を買い、部屋へ戻った。
明日は晴れ予報。笹ヶ峰からの絶景を拝むつもり。

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二回目の石鎚山。今回は王道の成就社より入山しました。やっぱりこちらから登ると霊山との雰囲気を思いっきり感じながら歩くことが出来ます。
またこの時期には見ることの出来ないと思われた「霧氷に覆われた天狗岳」。ラッキーの何者でもないと思います。

ひとつ気になったのは、あまり山慣れしてなさそうな人がヘルメットも付けずに、しかも数珠繋ぎで鎖場を登っていたこと。おまけに鎖も錆びているし。
とにかく事故が起きなければ良いのですが・・・・・・。少し心配になってしまいました。

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18.5.4

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